肩が上がらなくて困っていたお母さんが、整体に来られました
職場の同僚の方が、当院の存在を教えてくれたそうです
ご紹介を頂きまして、ありがとうございます
お電話をいただき、さっそく来院されました
状況をお聞きすると・・・
「洗濯物を干すときが、一番ツライです。」
とおっしゃっていました
半年前から左肩が動かなくなってきて、肩よりも腕が上がらなくなったそうです
いわゆる五十肩の症状です
このお母さんは、生まれて初めて五十肩になったそうです
腰の悪い方は大勢いますが、五十肩を経験する人は少ないでしょう
なる人が少ないので、珍しい症状とも言えます
こうなると服の脱ぎ着もしずらくなって、日常生活がほんと大変なんだそうです
五十肩や四十肩で整体しにきた方も大勢いるので、その大変さはよくお聞きしています
左も右も両方なったら大変ですね(汗)
腕や肩を使わなくなったのが要因ではあるのですが、ある日突然なるので、なった方としても困るわけです
手作業のお仕事で、指先だけでなく腕を動かすような仕事をしているとツラいものです
日常生活に支障が出るので、このお母さんも治療に通ったそうです
五十肩というのはなかなか厄介でして、やはり良くなるのに時間が掛かります
経験者のお話では、治るのに一年も掛かったという話もよく聞きます
当院で整体をやっていても、回復するのに何か月か掛かった人もいます
ですので、五十肩は時間が掛かるものですよと、最初にお話していました
もちろんこのお母さんも、いつまでも痛い痛いと言っているわけにもいきません
私も何とかしてそれに応えたいと思い、当院での整体治療が始まりました
四十肩や五十肩の原因は
△腕を動かさなくなった
△肩を回さないからだ
△手を肩から上に上げる動作が無いからだ
などとも言われています
体を動かさなくなった、腕を使わなくなったというのは一因としてあると思います
ですが、この五十肩のお母さんは働き者で普段から体を動かしています
仕事もして、家での家事や掃除は毎日欠かさずやっています
お孫さんを抱っこしたり一緒に遊ぶことも多々あり、よく面倒を見ています
これだけ体を使って運動不足な感じでもないのに、なぜ五十肩になったのか?
本人も不思議で不思議で、頭を抱えていました
同じ筋肉ばかりを使って毎日同じような動作をしていると、なり易くもなります
ただ、そのような人は男女問わずにたくさんいらっしゃいます
とくに運動をしてないで同じ仕事しかしていない人でも、五十肩になる人もいれば、ならない人もいます
なので、同じ動作ばっかりをするというのが原因かと言えば、定かではないのです
開院して22年になりますが、今までに五十肩や四十肩の方も大勢こられました
これは仮説として聞いておいてくださいね
それは、ある一本の筋肉や筋(すじ)が何かの拍子で動きが悪くなると他の筋肉でカバーしようとして周りの組織(筋肉や筋)働き始めます
それらはそれ専門の働きをしてきたわけでもないので、やり慣れていないことをすると無理なチカラが掛かるんです
やがてオーバーワークになって、止まります
止まるというか、休憩し始めます
そうすると、また他の組織(筋肉や筋)が活動を始めるのですが、慣れない作業でギブアップしてしまいます
それが何回か続けば、働ける筋肉や筋が無くなってしまうので、腕が上がらなくなるのです
ひとつの仮説として聞いておいてくださいね、私一人の考えでしかありませんので・・・
どうしてこういう風に考えるようになったかと言うと、治っていく過程を見て行くと五十肩の場合は、一本づつの糸を紐解く作業に似ているからです
もしくは、一個づつの鍵を外すというか、一個づつロックを解除して行くイメージです
だんだん良くなっていくので、まるでパズルを組み立てている感じにも似ています
このお母さんの五十肩は、最初何回かは整体療術の施術をさせてもらいました
だんだんと良くなってきたのですが、姿勢や背骨の矯正を行う上で別の方法も試してみたかったので矯正のコースを選んで頂きました
矯正は、施す内容が少し違うので試す価値はあります
背骨や姿勢の矯正と骨盤の矯正も何度かしていくうちに、左腕の上がり方・左肩の回り方・肩甲骨の動き方が段々と良くなって行きました
そして可動域も広がり、左手が使えるようになってきました
以前のようにぎこちない動きでなく、なめらかにしなやかに動かせるようになりました
バンザイしてもらっても、左手の上がり方が右手の上がり方と同じくらいになってきて、改善の度合いが回を重ねるごとに目に見えて判ります
(効果には個人差があります)
日常生活も楽々こなせるようになり仕事がとってもし易くなった、と喜んでくれています
お孫さんを抱っこしたり、一緒に遊ぶのも、もう苦ではありません
日々の生活や仕事において、お腹の前で何かの作業をすることがほとんどです
全部、前なのです
目が前を向いていますから、しょうがないですよね(苦笑)
前側に手が伸びて、上半身も前へと傾けて、腰が曲がります
どうしても腕や上半身が前へ前へとバランスが傾くのが一つの要因であるかも知れません
ですので、体全体を使って普段使わないところの筋肉を使ったり動かさない方向に体を動かしたり、 ストレッチやラジオ体操をしてあげるとよいですね
一回五十肩になった方がもうならないようにするには、やはり日頃から体を動かすことでしょう
肩凝りだったり腰痛は、痛いところに湿布をしたり温めたりするのが常識だと思いますが、そうではないケースもあります
痛みが出ているのはその部分が緊急サインを発しているだけで、原因となっている部分は他にあるのです
その原因を作ったのは、普段の姿勢であったり体の使い方が関係してきます
ですので再発させない為には、日常の姿勢や体の使い方を問診して、的確なよきアドバイスをする必要があるということです
腕や肩の動きが最近スムーズでなかったり、以前よりも肩が回しずらくなったとか感じることがありましたら、早めに連絡ください
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