遠方から片道一時間以上かけて、ダイエットしに来た40代の女性がいます。
お子さんの卒業式があるので、着て行くスーツが入るかどうかが心配だったNさんです。
Nさんの偏食っぷりが極端で、おかずは1品とあとは白ご飯、これだけの食生活を何年も続けていました。
偏食ぎみの食生活だと分かっていたけど、自分では止められないでいました。
お子さんは2人いて、子供たちもお母さんに似たようで、偏食気味だったそうです。
そんな食生活を続けていたら、当然のごとく太るわけです。
Nさんもいろんな方法を試してみたものの結果は出ずに八方塞がりで、もう藁をも掴む思いで連絡をくれました。
お年頃の中学3年の娘さんの卒業式ですから、自分のことのようだったのでしょう。
一緒に記念写真を撮るときには、以前の自分の体型で撮りたい、という想いが強かったのです。
すぐにでも始めたいということでしたが、まずはお話を聴かせて頂きました。
遠方から来られますから、まずは電話でいくつか質問させてもらい話をしてみると、本気の度合いがビンビンと伝わってきました。
当院のホームページも隅から隅までよく読み込んでもらっていて
「ホームページを見ると、丁寧に詳しく作ってあったので、患者さんに対する姿勢が伺えました。」
とのことでした。
院長の私が自分で作っているホームページですので、よく読んでもらって嬉しかったです。
本人の気持ちは固く強いものを感じましたし、病気や薬が原因でこちらからお断りする理由もとくにありませんでしたから始めることにしました。
Nさんの住んでいる近くにも痩身サロンはあるでしょうに、どうして当院を選んだのか不思議でしたので、そこをまず最初に質問させて頂きました。
Q:どうして、こんなに遠くのお店に来たんですか?
と聞いてみたら
A:まわりの目が気になるんです。
というNさんのお返事でした。
地元の店だと、人に見られているんじゃないかという心配があったのだそうです。
会社の先輩社員の方々に「太った!?」「痩せた!?」と話のネタにされるのをとっても苦痛に感じていたそうです。
そんな先輩社員の誰かにお店に出入りしているところを見られたら、また何か言われる!
根掘り葉掘りいろいろ聞かれて、また話のネタにされるだろうから、地元では絶対にやりたくなかったそうなんです。
それで、わざわざ片道一時間以上かけて、やってきたのでした。
太った原因は自他共に認める偏食ぶりでしたから、その辺も改善できたら万々歳です。
痩身が始まり、食改善されて行くと、変わって行きます。
バランス良く食べた日と、そうでない簡素な食事の日とでは、体重の落ち方が違うのです。
自分の体で実践しているので、とても納得できます。
実際に始まってみると、翌日から体重は落ち始めました。
最初の一週間で、体重が1.8kgの減少でした。
通常は、一週間でマイナス1kgくらいですから好成績です。
本人も喜ばれたというか、安心してくれたようでした。
遠いところを時間を掛けて来てくれていたので最初の段階で痩せるコツを伝授して、それを聞き逃すことのないようにNさんはメモに取って真剣に聞いていました。
もうちょっとで一ケ月が経ちます。
「腰骨に乗っていたお肉が、少し無くなった気がする!」と嬉しさと驚きのハーフハーフでリアルに語ってくれました。
サイズ測定が楽しみです。
スタートして一ケ月が経ったNさまは、今日がサイズ測定の日です。
体重は5キロ減ってくれていましたが、お腹周りのサイズがどうなっているのか、測定が楽しみでした。
ウエストサイズの結果は、4センチのダウンでした!
よかった、上出来だと思います。
腹筋をしているわけでもないのに、お腹周りがスッキリしたのはすごい!
腰骨の上に乗っかっていたお肉も小さくなったそうですから、ご本人も実感できて良かったです。
そして一か月目を振り返って、Nさんが思い出したことがありました。
始めて間もない頃、家に帰るとチロルチョコが一個だけテーブルの上に乗っていたのだそうです。
それを見てNさんは食べようか?食べまいか?ものすごく、迷ったのだそうです。
そのチロルチョコをジーっと見て自分との葛藤があり、今までの自分なら迷わず食べていたはず。
でも今回はそこで踏み止まり、チロルチョコを食べなかったんです!
やってきた最初の壁に、見事打ち勝ちました。素晴らしいです!
その壁を乗り越えたことが
「すごく自信に繋がった。」
とNさんもおっしゃっていました。
そうです、小さな自信が積み重なって、大きな成功を手に入れることが出来るのです。
もちろん、耳つぼのチカラも使って我慢をしやすい状態にはしていました。
ですが、その方の意志力も大事なんです。
今まで好きなように食べていた自分とサヨナラして、これからは体のことを気遣って良いものをチョイスする。
Nさん固い決意が、そうさせたことでしょう。なんて素晴らしいことでしょうか。
習慣に流されて、過去の自分のように食べることも出来たのでしょうが、今回は生まれ変わりました。おめでとうございます!
始めて間もない頃にあった珍事、チロルチョコ事件でした(笑)
Nさんの体重は上がり下がりするものの、一週間ごとに見て行くとちゃんと体重は落ちていました。
お弁当の内容を少し変えたりお肉や豆類を増やしたりして、Nさんも工夫していました。
片道一時間以上も掛けて自分で車を運転して来ているのに、疲れた姿を見たことがありません。
とってもパワフルなお母さんです。
ですが、途中で体に異変がありました。
なんと、下痢が始まったのです。
たまに下痢はあるのですが、だいたい一回で終わります。
ですが、何回か下痢が続くと体力が落ちますから、体も疲弊します。
食べても下痢してしまうので、食べれなくなり体力も落ちるのです。
そうなれば、ダイエットどころではありません。
念のために病院で診てもらいましたら、胃腸炎とのことでした。大事に至らず、よかったです。
無理は禁物ですから、体調不良のときには一度体を休めることも大事ですね。
Nさんも食欲がなくなり、水を飲むかゆるいお粥を食べるくらいの日が一日ありました。
食べれないのでカロリーダウンが出来て良さそうですが、これがちょっと厄介なんです。
低カロリーな状態が続くと、低燃費な体になります。
車には良いのですが、人間の体になると話は違いまして、あまり燃えない・燃やせない体になるのです。
みなさん『代謝アップ』したくて、運動したり汗をかいたりしているわけですが、食べていないと材料が入って来ないので燃やせないのです。
低カロリーなところから食べ始めると、体は食べ過ぎたと勘違いして、体重を落とさなくなります。
実はそこからが大変でコツがいるのですが、食べ始めるときには少しづつ食べる量を増やしていく必要があります。
今回はNさんも上手にそれをやってくれて、上手くレールに乗れました。
みなさんも、停滞したことはありませんか?
体重が落ちないと停滞期と思いがちですが、ひょっとして同じことが起こっているのかも知れません。
今日は食べないでいたから、明日はご褒美に好きなものを食べよう。
逆に、今日はお腹一杯に食べたから、明日減らせばいいや。
一日ごとに食べる量(カロリー)が乱高下していると、よくありません。
体は迷ってしまいますから、なるべく一定にしていくことが大事です。
その上で、栄養バランスをよくして食事内容を充実させると、痩せて行きます。
お子さんの受験が一段落して、Nさん家族は外食に出掛けました
どこに行ったかと言いますと、前々から気になっていた、あのいきなりステーキに行ったそうです。
以前私が、ヒレステーキを食べると痩せる話をしていたので、それを実験してみたかったのだそうです。
行く前に
「どのくらい食べていいですか?」
と質問を頂きました。
私は目安の量として
『100gか200gくらいかな?』
とお話してありました。
すると実際に注文したのは、ヒレ300g!
食べれなければ子供にあげればいいや、という軽い気持ちでオーダーしたそうです。
食べ始めると意外と胃に入るもので、なんと、そのヒレステーキを完食してしまったのだそうです。
さすがに肉を300gも食べれば、太ってしまうだろうと、私は思っていました。
ですが翌朝の体重は、なんと600gも落ちていました。
今回は増えるんじゃないかな?と思いましたが、やはりヒレの効果でしょうか!?(苦笑)
赤身肉って、やっぱりすごい!
たんぱく質量が多いので、効果が高いと言われています。
豆腐を食べてもタンパク質は摂れますがほんの少量で、納豆なら豆そのものを食べますのでもう少し多いです。
やはり植物性よりも動物性のたんぱく質の方が効率が良くなります。
ただ赤身肉を食べたとしても、料理の方法によってはカロリーが多くてブレーキになることもありますから、ご注意くださいね。
ヒレステーキを300g食べても体重が増えることなく、逆に痩せてしまう驚異の肉パワーを実感したNさんでした。
Nさんには、中学三年の女の子がいらっしゃいます。
長女さんの高校進学が決まったこともあって、先日はお祝いで『いきなりステーキ』に行ったんです。
今日のブログは、その長女さんのことです。
お母さんを見ていた長女さんが、お母さんの真似を始めました。
何を真似したかと言うと・・・
Nさんは食事の盛り付けをワンプレートにして食べていたんですね。
そのワンプレートでの食事スタイルに、長女さんも一緒になって実践して食べていたんです。
ワンプレートでおかずを少しづつ乗せてあげると、これからどれくらい自分が食べるか、食べたかが容易に分かります。
大皿からその都度おかずを取っているとつい食べ過ぎてしまう傾向にありますから、どこが適量かが判らないんです。
ワンプレートで盛ることはナイスなアイデアです。
長女さんもそれを真似してワンプレートで食べていたら、予期せぬことが起きました。
なんと一ケ月で、体重が4キロも落ちたんです!
それに気付いた保健室の先生が、ビックリしたそうです。
成長期の体が大きくなる時期に、一ケ月で4キロも痩せるなんて、体のどこかが悪いんじゃないかと心配したんですね。
体のどこか悪くもなく、ワンプレートで食べることで、バランスよく食べれるようになったんですね。
食事をしっかり食べるようになって、逆に余計なお菓子類を食べなくなり、痩せる体に変化したのでしょう。
それと、お母さんが実践していた『よく噛むこと』も真似したんじゃないかなと思います。
よく噛んであげると、小顔効果もあるのでオススメです(笑)
面白エピソードが満載のNさんですが、3月に長女さんが中学校を卒業されました。
Nちゃん、おめでとうございます。
もちろんNさんも、卒業式には出席しましたよ。
それもあって、片道一時間以上を掛けてやって来たのですから。
体重は8キロほど落ちていましたから、卒業式までに間に合って本当によかったです。
食べるのを我慢したわけでないですが、食事の量や内容・時間配分は一工夫していましたし、時間も限られている中でよくがんばりました。
後で聞いたんですが、三年前の小学校の卒業式が大変だったんですって。
そのときは体重がMAXで、人生で一番太っていたので、まず何を着て行くかで悩んだそうです。
結局、着物にしたそうなんですが、着付けをするときに
「生地が足りないんじゃないか!?」
と心配するくらいだったそうです。
それくらい体が大きかったんですね(汗)
着付けは、友人の美容師さんがしてくれました。
Nさんが持って来た着物を見て
「これって、入んねんじゃねっかっ!?」
と焦っていたそうです。
それでも何とかして着せてもらって、小学校に向かったそうです。
だけど、ほんのちょっとでも変な動きをすると
「着物が解けてしまうんじゃないか!?」
という恐怖感が一杯で、Nさんは緊張の連続だったとおっしゃってました。
生きた心地がしない、ってやつですね(苦笑)
三年前のその経験があったので、中学の卒業式では心に余裕を持って安心して出席したかったんですね。
8キロやせて一回りから二回りは体が小さくなりましたから、結局中学の卒業式でも着物で行きました。
三年前と同じ美容室で着付けをしてもらってのリベンジです。
ご友人は三年前のことをよく覚えていました。
「あのときは、やっとこさ着付けることが出来たけんど、いつ解けてもいいくらいな状態だったよね。」
と・・・
そして今回は、前より8キロ痩せた状態ですから
「あのときよりも、普通に着せることが出来て楽だったわ。」
と安堵したそうです。
着付けをするのにタオルを中に入れてボリュームを出すのですが、三年前は入れる必要もなかったものが、今回はタオルを入れたんですって!
やっぱり痩せたんですね。よかった、よかった。
スムーズに着付けが終わり、髪もセットしてもらって、いよいよ卒業式です。
三年前と違って、いつ解けるかを心配する必要もなく、安心して出席できました。
久しぶりに会ったママ友にも
「あれ、痩せた?」
「痩せたんじゃね!?」
と言われたそうです(嬉)
見てる人は見てますね。
人に気付いてもらえるって励みになりますし、脳も満たされてハッピーホルモンが出ると相乗効果です。
さらに、痩せ易くもなりますね。
まずは第一段階の目標をクリアできました。おめでとうございます。
あと2キロ落ちれば10キロ減を達成です。
もう少しです、がんばりましょう~
この春、お子さんの卒業式で和服を着て、入学式ではスーツを新調して着て行ったNさん。
ママ友から
「小さくなったよね。」
と言われ、もう誰の目から見ても痩せました。
ご自分では
「私って、どれだけ太ってたんだ!?」
と自虐ネタっぽく話して、笑かしてくれます。
そんなNさんでしたが、最近とくに喜んでくれたのは、首イボが無くなったことです。
最初の段階で
「ウチのダイエットは肌もきれいになるけど、首イボがとれる人も多いんですよ。」
と、私が言っていたんです。
ただこれは、人によって個人差もありますので、数か月で無くなる人もいれば、時間の掛かる人もいます。
「まずは三ヶ月やってみて、どうなるか見てみましょう。」
と言って始まりました。
そうしたら、丸三か月が終わろうとしていた頃に、Nさんから
「先生、首イボが無くなりました!」
と首筋をナデナデしながら見せてくれたんです。
以前は触ればブツブツしていたのが
「いつの間にか、本当に無くなっていたんです!」
とビックリされていました。
昔からの偏食・食生活の乱れが良くなって、それと同時に体調も良くなり、エイジングケアまでも効果があるなんて、これは一石何鳥のダイエットなんだ!!
と・・・
Nさんも、大満足でした。
この記事をお読みの皆さんも、食改善を見据えて痩身すると首イボが小さくなるのも期待できますので、ぜひやってみてください。
それには、皮膚を作る栄養素とくにタンパク質を積極的に摂るとよいですよ。
Nさんは片道一時間以上も掛けてやってきましたが、遠いところ来た甲斐がありました。
そしていよいよ、Nさんが卒業する日がやってきました。
あのNさんが当院をついに卒業です。
平成31年1月2日にHP申し込みフォームから連絡をくれましたから、半年間に渡ってのチャレンジでした。
年初からインパクトがありましたが、元号も令和に変わり六か月間はあっという間でした。
Nさんはやる気満々でしたので、こちらとしてもそれに応えるよう、いつも以上に準備をして対応しました。
雪の降る中でも遠方から通っていたので、とても寂しい気持ちです。
Nさんは20年ぶりに痩せたわけですが、ご本人は気付いたことがあります。
それは、足が組めるようになったことです。
高速バスに乗ってバスの座席に乗ったら、足が組めなくなったことにショックだったんですって。
でも痩せてから久しぶりにバスに乗ってみたら、嬉しいことに足が組めるようになっていました。
お腹まわりが痩せたのはズボンが緩くなったので認識していたんですが、バスに乗ったとき足が組めなくなった記憶を思い出して、本当に痩せたんだと実感できたのです。
Nさんは、この変化がとても嬉しかったそうです。本当に自分は痩せたんだと実感した出来事でした。
そして周りの人から
「やせたね。」
「やせた?」
「きれいになったね。」
「彼氏でも出来たの?」
とよく言われるようになったそうです。
『私って、どんだけ太っていたんだ!?』
と自虐ネタっぽく面白おかしくNさんは話してくれます。
Nさんは一年前からダイエットを考えていて、当院に行こうか行くまいか迷っていました。
横越のプラントに買い物に来る度に、当院のことが気になっていたそうです。
初めて行くお店は緊張するでしょうが、Nさんが抱えていた長年の想いがついに爆発して始めました。
Nさんに直接聞いたわけでないですが、痩せている人への憧れもあったでしょう。
自分と比べてしまって、それが劣等感となっていたのかもしれません。
若いうちは見た目が気になるものですから、なんとかその気持ちに応えてあげたいと思います。痩せるキッカケを作ってもらえれば幸いです。
写真に写っている4つのお人形さんは、Nさんからのお土産です。
早速、当院の廊下に飾らせてもらいました。
我が家もお店もお客様も、ずっと見守ってくれると思います。
Nさん、ありがとうございました。
→40代女性のダイエット体験談の中に【一年前から迷いに迷ってダイエットを決意した40代女性N様の成功体験談です】があります。
Nさんの痩せたい気持ちの葛藤が表れていますので、ぜひお読みになってみてください。
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