人間の体を支えているのは、骨と筋肉ですね。
そのことで、今話題になっていることがあります。
健康番組やネット情報の中で『サルコペニア』という言葉を聞いたことはありますか?
サルコペニアとは
『足の筋肉や体を支えている筋肉が衰えてくると、立つことも歩行することも困難になる。』
ことを言います。
衰えに気付く、最初のきっかけは『つまずき』です。
そうです、足を上げて歩くことが、出来なくなってくるんですね。
つまずいた経験はあるかと思いますが、最近とくに頻繁に起こるようになったら要注意です。
高齢の方が転倒して大腿骨が折れて寝たきりになった、という話もよく聞きます。
ウチの母を見ていると、たまに『つまずき』もありハラハラ・ドキドキしていました。
何とか転ばずにはいましたが、ある日母は椅子に腰かける時『しりもち』をついて、腰の骨を圧迫骨折しました。
入院して手術、リハビリもあり、通院もしばらく続きました。
片道一時間かかる遠くの病院ですから大変でした。
家族で交代しながら付き添いと車での送り迎えをして、何とか乗り切りました。
父も母も元気でしたが、いつの間にか歳を取ってしまい、肉体的な衰えは現実問題としてやってくるのですね。
そして、私自身も整体師という健康に携わる仕事をさせてもらっていますが、自分の体力的な衰えも感じ始めています。
体を鍛えると言いますか、普通に歩けて日常生活をスムーズに行える体づくりをテーマにして、自身の体を使い試しながらやっています。
整体に来られている方には、体の中でもとくに『足腰の使い方』をお話しています。
そして筋肉の保持には、食べることが大事です。
とくにタンパク質を積極的に摂ることが必要です。
「お肉はカロリーが高いから食べない。」
という人もいますね。
これは、もってのほかです!
お肉こそ食べて欲しいですし、魚や豆も食べて下さい。
肉のタンパク質が入らないと、お肌の質感も失われてしまうことだってあるのです。
若いときの無理な糖質制限や極端な足やせは、老化を早めることになります。
サルコペニアになってからでは、筋肉を復活させることは難しく、回復に相当な時間と労力が掛かります。
今から予防の為に、それに対応した運動や食事の準備を始めて行きましょう。
それと、糖質の問題があります。
甘さはダイエットに大敵だと思われがちですが、これが入って来ないと脳の誤作動が始まります。
糖質は摂り過ぎても太りますが、少ないと体を蝕(むしば)み、逆に太りやすい体に変化します。
昔に流行ったダイエット法でリバウンドして、痩せ難い体になった女性から、よく相談がきます。
ちょっと食べただけでも2~3キロの体重がボーンと跳ね上がる体になってしまうのです。
なので糖質を抜く・ゼロにする、といった過激なダイエットはやらないようにしましょうね。
再度になりますが、痩せたくて食事量を落としたり糖質制限したりするのは、決してやらないでください。
→食事量ばかりを減らしたダイエットをやってサルコペニアにならないようにする為に、こちらのブログ記事が参考になります
当院では、体の機能を改善するためのダイエットも行っております。
リセットする意味で、食べながらダイエットして痩せた方もたくさんいらっしゃいます。
食べるコツが解ると、ご自分のリバウンド防止にも役立ちますし、お子さんをお持ちのお母さんは自分と同じ過ちを子供にさせないようにするリスク回避にもなりますよ。